シティカレッジ特別講演会「学びの森から描くまちの未来地図」後編

「学びの森から描くまちの未来地図」

後編です。

(前編はこちら

(左から、山田高広さん、吉田有里さん、廣瀬真一さん、長縄尚史さん)

 

「学びの森から描くまちの未来地図」

こちらの講演会の前に、ゲストとナビゲーターの4人に来ていただき、実際に「学びの森」でいろんなお話を伺いました。

 

まず、ゲストのお二人からは「公園が広い!きれい!素晴らしい!余計なものが何もないのが良い!」と、感嘆のお声をいただきました。

学びの森は広大な芝生の広場に大きな木々が立ち並び、遊具などは何もなく、利用者が思い思いに自由に過ごせる場所です。逆に、すぐ近くの「市民公園」は図書館があり、茶室や遊具があり、さまざまなツールが与えられています。長縄さんはそれを比較して、「静の公園」「動の公園」と役割があると位置付けていました。

 

 

山田「公園の機能を意図して分担できているならそれはその方がいいよね。」

吉田「ただ公園はパブリックスペースだから、誰にでも間口が広いものがいいね。公園中はお膳立てしすぎず、入口でわくわくできるような。」

山田「プロムナード、イチョウ並木がすごくいい。間口を広げて街とつなげるならこの並木を商店のようにしてしまってもいいのでは?あと、大学が近いのもいいね、行政的にも大学と公園をつなげる戦略を作れるといいんじゃないかな。」

長縄「各務原はパークシティという構想があり、公園が暮らしを作るひとつとして想定されているんです。」

廣瀬「ただ都市計画はされているけどハードだけでソフトがない。以前のトップダウンでは使いこなせてない部分を、官民で取り組もうという流れが現在きている。」

長縄「各務原で“まち”を考えるとき公園は欠かせない。それをみんなで考えられたらいいなと。」

 

 

ゲストのお二人は、公園を眺めているだけでいろいろな発想がでてきているようでした。環境は恵まれている各務原市。その上で住む人たちが環境をもっと活かして楽しめる方法がないか・・・

マーケット日和は、公園を楽しむ一つの大きなイベントです。

ただ、年に1回だけのお祭りで終わらせたくない。私たちかかみがはら暮らし委員会は、日々の暮らしそのものが豊かに感じられるような楽しみを発信したい、そしてそれに気付いた人たちが自分でも何かまちの中で楽しみを発見していける感覚を作っていきたい。そんな風に思っています。

 

学びの森の中にあるカフェ「KAKAMIGAHATA STAND」も、日常使いのお楽しみとして幅広い層に活用していただける場所であるよう、日々考えて運営しています。

 

この日は実際にみなさんで、講演会会場である大学まで歩いて行ってみました。マーケット日和当日も、こんな感じで学びの森から講演会会場まで行けますので、行ったことないな・・・って方、ぜひ写真をたどって見てみてください。

 

KAKAMIGAHARA STANDからまっすぐ北の方角へ、てくてく歩いていきます。道が繋がっていますので、わかりやすいですよ。この日は少し曇っていましたが、マーケット日和当日は晴れていたらきれいな青空と緑で気持ちいいと思いますよ!

 

大きな木々に囲まれた道へ・・・吸い込まれるように入って行くと、少し坂道を下るようになっています。公園からここまで、芝生や木々の緑が気持ちよくて、お散歩するのにも気持ちいい!楽しんで歩いてくださいね。

 

中部学院大学につきました。講演会はこちらの大講義室で開催されます。

 

 

門をくぐったら左の方へ。

 

こちらのドアからお入りください。大学って普段いかないからドキドキかもですが、参加無料ですし気軽に出入りもできますよ。

 

こうやってみると、大学と公園がナチュラルに繋がっていて、学生さんたちにとっても良い環境だなあと思いました。自分が学生の時、こんな環境だったらどう過ごしていただろうか・・・でもきっと、公園の使い方なんて考えていなかっただろうな・・・なんて、思いながら。

そう思うと、まちの人たちと公園だけじゃなく、学生と公園との繋がり方もなにか面白いものが見えてくるかも・・・。実際に、マーケット日和当日も中部学院大学の学祭「学びの森フェスティバル」も同時開催し、構内もにぎやかになっています。そして教育学部の学生さんたちが学びの森の中に「遊び広場」を作り、子供たちが遊べる場所を提供してくれます。(こちらもお楽しみに!)

 

 

そのあとも、ゲストと公園や街中を歩きながら、まちの今を楽しみました。

普段私が見向きもしない場所でも、いつもまちの活動をしている人たちにとっては宝箱のような場所であったり、いじりがいのある面白い場所だったり、見方を変えると楽しくなってくる。そんな「見方」を知ると次からは自分で発見できるようになる。それが楽しい!

 

吉田「飛行機の音がすごすぎるね。この轟音を採集して音楽にしたらかっこいいと思いますよ。」

山田「めちゃかっこいいよね!アートだよ。まちなみもいい感じで暮らしやすそうだよ。」

山田「各務原はとても価値がある街。公園だけじゃなく、駅や道をつなげて考えていける都市計画を民間主体でやれるといいよね。」

山田「ただまちに人がいない。歩いていない。みんな忙しいし日々にゆとりがないのかも。公園やまちをどうにかする前に、人々の仕事の仕方や暮らし方を根本から変えていくという方法もあるよね。みんな仕事が早く終わったら公園や地元の店にも勝手に人が増えると思うよ。」

長縄「新しい・・・!まちを考えるって人々の暮らしを見直すことにあるのかもしれないですね。」

 

細い路地、おばちゃんたちのいきかう声、飛行機の轟音もアートに変換し、それがワクワクすることにつながるヒントになるなんて。話を聞いているだけでも、このまちが面白くなってきました。

 

 

講演会では、山田さんと吉田さん、それぞれの活動の事例をお話してもらいます。

公園や街を使ってどんな楽しみを発信してきたのか。

岡崎のまちを育てる活動をされている山田さんからは行政と深く関わることで感じた思いや、手法を踏まえ、精力的に活動されてきた実績を教えてもらいます。

名古屋のみなとまちでアートプログラムを進行する吉田さんからは、アートの視点でまちをどんなふうに見ているのか、事例をもとにキュレーターとしての「ものの見え方」を聞き出したいと思います。

そして、市役所の職員でありながら課を超えて活動する廣瀬さんと、わたしたちかかみがはら暮らし委員会の理事長である長縄が加わり、行政と民間の枠組みを超えて意見を交換し、多様性のある豊かなまちに近付けられるよう、発展的な話し合いをしたいと思っています。

参加するひとりひとりがワクワクするような。自分たちのまちの未来を自ら描き、アクションを起こすきっかけになるような講演会になることを願っています。

 

まちづくり関係、行政関係の方には特に刺激的な内容になるでしょう。もちろん、このまちに住むどなたでも楽しくお話が聞けると思います。また、他のまちの方はきっと自分のまちでもいかせるヒントを知れる良いきっかけになるかと。暮らしを楽しくしたい方、ワクワクしながら聞きましょう!参加無料なのでぜひお気軽にご来場くださいね♪

 


 

シティカレッジ各務原特別講演会

【学びの森から描くまちの未来地図】

開催日:11月3日(金・祝)

時間:13:30〜15:00(開場 13:00〜)

場所:中部学院大学大講義室

入場料:無料(先着300人) 予約不要

 

(文:オゼキカナコ

 

2017-10-13
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