2024-12-27

<前編>マーケット日和サポーターの活動を振り返り(~11/2)

今年のマーケット日和では、新たな試みとして「マーケット日和サポーター」というチームを立ち上げました。5月から募集をはじめ、6月から活動をスタート。各務原市内外から25名もの参加者が集まりました。このレポートでは、サポーターさんの感想をもとに、事務局が編集をして6月から11月までの活動を振り返っていきます。


オリエンテーション

6月8日。初めてサポーターさんと運営メンバーが顔を合わせました。公園から商店街まで歩き、このエリアの歴史や、リノベーションを行っているお店などを巡り、現在のまちの様子を知りました。オリエンテーションの様子は、こちらの記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

発信チーム勉強会

マーケット日和のサポーター活動の1つに「発信チーム」があります。マーケット日和のWEBサイトやSNSの記事作成、そして今回はサポーター専用のInstagramの運営も行いました!

サポーターの中には、「もうHTMLやCSS、Javavscriptをごりごりプログラムしなくても、それなりのWebコンテンツ作れちゃうんですね…(遠い目)」という声もあったり、やり方を覚えれば一人で作成できるまで成長することができました。

交流会

緊張とわくわくで始まりましたが、段々と話が温まり和気あいあいとした雰囲気に。皆さん素敵な考えを持ち、これまでに知らなかった休日の過ごし方や趣味特技など、新しい世界を見ることができました。自分の好きなものを追求する姿に、良い刺激を共有し合えた時間となりました。

まちのお店のお手伝い

那加公園エリアのお店や人々をお手伝いする活動も行いました。今回は、「PEP UP CIRCLE」さん、「花と喫茶 Karakuru」さん、「かかみがはら未来文化財団」さんのお手伝いをさせていただきました!

古紙・古着を使ったアップサイクル ワークショップ

6月30日、イオンモール各務原インターで開催された【古紙・古着を使ったアップサイクル ワークショップ】へサポーターもお手伝いに行きました。

ワークショップは、”古着を使ったエコバッグ”や”古紙を使ったポチ袋”など、身近にある使わなくなったモノを、自分の手で日用品に変化させる内容。お客さんのサポートはもちろん、自分達もワークショップに参加し、想像力を働かせ、複数の紙を切り貼りしてデコレーションポチ袋を作ったり、古着にダメージ加工を入れたりとアレンジを加えながら、アップサイクルの楽しさを学びました。

左官塗りワークショップ

8月下旬には、那加公園エリアにある旧時計店を、喫茶も楽しめてお花も買えるお店としてオープンするためリノベーションを行っていた「花と喫茶 Karakuru」さんで行われた左官塗りワークショップへお手伝いに行ってきました。

お店の解体で剥がしたものを全て破棄するのではなく、素材として再利用したいという店主の想いから、従来の壁に使用されていた土を手作業で塗料に混ぜ、壁に塗っていく作業を行いました。

混ぜて塗るだけと侮ってはいけません!かなりの力仕事でしたが、塗料が乾くと色が変わり、訪れるたびにキッチンや照明や家具など、お店としてのカタチができていく過程を見ることができ、その一部に自分達が関わっていると思うと、店主でもないのにお店への想い入れが強くなっていきました。11月3日に無事にオープンされ、美味しいお菓子と可愛いお花を楽しめる空間として、また訪れたくなる場所が1つ増えました!

文芸イベントのお手伝い

8月15日に「TOUAMACHI KAIKAN」で開催された、文化財団さんの主催イベント「こと、ばと、ことば。〈詩と短歌 ことばが立ちあがるとき〉」のお手伝いに行ってきました!

設営や受付、写真撮影のお手伝いをさせていただき、参加者とは違った視点からトークイベントを見ることができました。「カメラマンはいつ見てもかっこいいな~」と思っていたので、少しの時間ですが自分がその立場になることができ嬉しい気持ちになりました。

日が落ちてゆく時間帯だったため、日中・夕暮れ・夜中と、光の入り具合の違いで二度も三度もイベントを楽しんでいる感覚でした。朗読や、詩と短歌の違いや、美しさ、どうやって作っているかなど普段聞けないお話もたくさんでとても貴重な体験となりました。

装飾ワークショップ

今年のマーケット日和の装飾は、できるだけ多くの方と一緒に制作したいという想いから、計4回のワークショップが開催されました。今回は、学びの森に群生する竹林の廃材を使い、輪切りにした竹にボンボンをくっつけたり、ペットボトルを再利用して風車などを制作しました。

竹の輪切りにボンボン付け

最初に、竹にはバリ・ささくれが多いため、紙やすりで縁取りをし柔らかい感じに整えるなど下準備を行いました。その次に、2年前の装飾でボランティアさんが作成した毛糸のボンボンを、ボンドで竹にくっつけていきます。業務用?の大きい詰め替え木工用ボンド見たの初めて!となぜかこういうモノにテンション上がりながら手を動かします。

切りたての影響か、意外と竹には水分が多く青カビが発生するハプニングが起きつつ、乾燥によって変形・変色した竹、中にはハート形に変形してたり、青みが抜けてボンボンのカラフルさと合うようになったりと、毎回ワークショップに参加していると竹の変化にも気がつくことができました。

そして、「竹を繋いでみるから、毛糸を持ってずーっと向こうに持って行ってみて」と、部屋の端から端まで長い毛糸を引っ張り、そこにボンボンを貼った竹を並べました。「竹の間隔はこのくらいかな」「毛糸の長さはこのくらいかな」とフムフムと考えながら括り付け、吊り下げ飾りを制作しました。

ペットボトル風車

ペットボトルを再利用した風車を作り、レクチャーや見本をもとに「とりあえずやってみよう!」とスタート。最初は、各自一つずつ完成させていましたが、会話をしながら自然と「切る係をやっていこうか」「じゃあこっちで折ってはめていくね」と流れができ、子ども達は翼の部分を折ったりと、みんなができる事を流れよく役割分担をしました。

ペットボトルの種類によって作りやすさが違い、羽となる部分は縦筋がある方が太さを均一にしやすく、他にも、飲み口や底の部分も種類によって加工のしやすさが異なり、素材選びの大切さを学びました。

そして、風車を支える棒はハンガーを変形させたものを使いました。ペンチで切って曲げたりと結構力が必要で若い漢の出番でした。ハンガーをペットボトルと合体させるために、ドリルでキャップに穴を開ける作業はキャップの表面積が小さいこともあり力加減が難しかったです。

カンナ屑で球体をつくる

「なんだこれ?」と驚くほど、山積みの木の屑が作業場にやってきました。木材をカンナで削った時に出るきしめん状の屑を、手でこすったり、引きちぎったり、もしゃもしゃしてみたりしながら、ボール状の小さなかたまりにして、麻紐でまとめる作業を進めました。

独特の香りが立ち込め、透けるほどの薄さなのに、折ってもなかなか折れないのが意外で、木らしさも感じました。幼稚園くらいのお子さんも丸めるのが本当に上手で、大人顔負けでした!

他にも、様々な装飾作りが行われ、こっちでは針金をひたすら曲げている人、あっちでは大きな銀のシートを広げてハサミでカットしている人、「果たしてこれがどのように合体するのか…」と当日の答え合わせが楽しみになりました。

竹は学びの森から、毛糸や木の屑などは破棄されるものを譲り受け再利用しているとのこと。今まであまり関わってこなかった、アップサイクルに参加でき良い体験ができました。

準備段階の話はここまで!後半ではマーケット日和当日の様子をお届けします!

文章:マーケット日和サポーター(大西結月、田中久美子、玉井洋行)

写真:マーケット日和サポーター・マーケット日和実行委員会事務局

編集:マーケット日和実行委員会事務局